2011年7月12日火曜日

タニシ氏



玄関の表札の横の壁にタニシが張り付いていたのだ。近くに田んぼも川も無いのになんでタニシがいるのか。しかもなんで壁を登ってきて、わざわざうちの表札の横に張り付いているのか。表札の横にタニシ!しぶい!いや、しぶくない。なんか格好悪いではないか。タニシよ早くどこかへ引っ越してくれ。

以前メダカを飼っていたことがある。たまたま金魚鉢をもらい、そこに何か入れたいなあと思って熱帯魚ショップみたいな店に行ったらメダカ5匹100円みたいなどーでもいい感じで売ってて、それがなんか面白くて買ってきたのだ。ついでに水草も買ってきて、金魚鉢に入れてみた。そのとき気づいたんだけど、水草には小さなタニシが何匹かくっついていた。あるとき1匹のメダカが死んで、金魚鉢の下の方に倒れていたのだ。あーあ、と思いながらよく見ると、小さいタニシが金魚鉢の下から上へと物凄い勢いで行ったりきたりしている。なんだろうと思ってさらによく見ると、なんとタニシがメダカを食べてるのだ。食べたあとに空気が必要なのか何なのか、いちいち上まで上って空気を吸い、また下へと降りてきてメダカを食べてる。最後にはメダカは綺麗に骨だけになってしまった。それ以降、メダカが死ぬたびにタニシの行列がはじまる(行列できるほどにタニシの数が増えたのだ)。だんだんメダカを飼ってるのかタニシを飼ってるのか分かんなくなってきたわけだが、タニシをなめてるとエライ目にあう。そのうち自分も食べられるのではないかと不安になった。

そんなことがあってタニシ氏には一目置いていたわけなのだが、なんで我が家の表札の横に住まわれることになったのか…。狙ってるとか…。僕はまだタニシ氏には食べられたくない。