2010年9月2日木曜日

牧場の本



「牧場の本」(ヴァッガール著/アルプ選書・1957年発行)という不思議な本を今日スタバで読んでいたのだ。
少し前に古本屋で手に入れてからずっと気に入ってるもの。
1932年(昭和7年)にドイツの出版社から発行されたものの翻訳本。
自分の牧場を賛美するというよく分からん本なのだが、半分以上は妄想というこれまた微妙な分からなさ。
本の中にはヴァッガール自身が描いて作ったという切り絵(すべて植物の絵)が16枚あるのだがこれもまた微妙だったりする。
ところがこの文章、何故だか気分よく読める。
この本の翻訳者(尾崎喜八)があとがきで「野外の光に照らされているような文章」と書いているのだが、まさにそんな感じ。
この本を読んでる間は自分も牧場というか草原というかそんな所に居る気分。
筆者のヴァッガール(オーストリア人)という人もあんまり日本語に翻訳されてないようで、Amazonでもこの「牧場の本」しかヒットしない。
しかも当然のことながらとっくに絶版。
こういう変な本はありそうでないのだ。
別に奇をてらってるわけでもないのにどこか奇妙な感じ。
なんなんだろうな、これは。

うちの庭のスイカがそろそろ完成なのではないか、という感じになってきた。
スイカというのは叩いてみていい音がしたら完成だそうだけど、一体どんな音がいい音なのかがいまいち分からない。
いちおう叩いてみたら、ポクポクという音がした。
これはどうなのだ?いい音なのか?