2010年1月20日水曜日

自転車

■自転車を発明した人はエライと自転車に乗っててふと思ったわけなのだ。
なにがエライって、歩く速度よりも速いのだ、しかも人力だけで動かすことが出来るのだ。
こんな奇妙なものをよく発明したもんだ。
わずか百年ちょっと前の明治時代には自転車に乗る人なぞほとんど居なかったみたいだけど、今じゃ自転車に乗らない人の方が珍しい。
してみると、あと百年後には自転車に代わるナニカを皆乗ってるかもしれない。
そのナニカが一体どんなものなのかはサッパリ想像つかないが。
それとも、ひょっとしたら百年後も相変わらず人々は自転車を乗り回してるのだろうか。

ところで僕が小学4年生(1977年)のときに描いたマンガで「21世紀の世界」というのがある。
いろんなところからアイデアをパクったようなよく分からないマンガなんだけど、そこに描かれている世界とは、高層ビルが立ち並び、自動車のような乗り物が自由に空中を飛びまわり、人はみな特殊素材の服を着て、ビーム銃みたいなものを持っている・・・(爆)。
自転車なんかに乗ってる人はいなくて、そのかわり空中を飛べるスクーターに乗っているのだ。
おそらく手塚治虫に元ネタがあるんだろうが、21世紀とはそんなイメージだったのは確かだ。

がしかし、21世紀も10年を過ぎた今、そんな世界になってるわけは無く、見かけ上は1977年とたいして変わって無い。
インターネットや携帯電話といったものは全く想像出来なかったけど、車やスクーターが空を自由に飛びまわるなんてことはないのであった。
みんな相変わらず自転車に乗ってるし、高層ビルが立ち並ぶ未来都市なんぞはどこにも無い。
むしろ緑を増やそう的な雰囲気。
今の子供達が描く未来の世界ってのは、緑の多い世界なんじゃなかろうか。
僕の子供時代にえがいた未来は高層ビルばかりで緑なんかひとつもなかった。
とはいえ僕の子供時代なんてたった30年ほど前のこと。
たった30年で未来観が180度変わったことになる。

さて自転車の話に戻ると、人の体型がたいして変わらない以上、百年後もやっぱり人力による自転車は残るのではないか。
さらに軽くて丈夫な素材になり、折りたたんで小さなスーツケースとして持ち運べる。
駐輪場には自転車をそのまま置くのではなく、その小さなスーツケースを置く場所になる、とか・・・。
いや、そんなのは十年後くらいには実現してたりして。

■黒いスズメが出現したとか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100120-00000002-san-l27
意外にかわいい。