2010年1月30日土曜日

ジョン・ルーリー展

■青山のワタリウムでやってるジョン・ルーリー展を見てきた。
会場にはラウンジ・リザーズの音楽が流れてたり、昔のインタビュー・ビデオが流れてたりしてた。
現在のジョン・ルーリーの写真もあった。
闘病のせいかすっかりはげあがった頭で釣りをしてる写真が何だかとてもいい感じだった。
5月までやってるのでまた何度か見にいくことにしよう。

■北杜夫の本で読んだのか何なのか忘れたが、作家の阿川弘之は奥さんが要領の得ない話をもぞもぞとはじめると「結論から言え〜!!」とちゃぶ台をひっくり返したのだそうな(笑)。
日本語は文法上、述語が最後に来るので、話の仕方も結論をラストに持ってくる人が多い。

ところで、こんなツイートがあった。
『Twitterとは表現の中抜きである。1冊の本でも本当に言いたいことは140文字だったりして。結論だけ言え、と。』(https://twitter.com/metakit)
たしかに言えてるような気もするがよく考えるとそんなこともない場合も多い。
言語による表現であっても、表現したいことは言語にならぬようなものだったりもする。
その場合、フィクションという形を取って言語によって表さなければならない。
そこでは、言いたい事なんてのは文章そのものにあるわけではなく、文章はあくまで「示す」だけなのだ。
月をさす指は月ではない、という禅の話みたいなもんだ。

村上龍がとあるインタビュアーに「この本で、言いたいことは何ですか?」と質問された。
これに対し「そんなもの、ひとことでは言えないからこれだけの量の文章なのではないか」と答えた。
そりゃそうだ。
ひとことで済むなら文学(フィクション)なんぞいらぬ。
語れないから示すしかないのだ。

これが、「表現」ではなく単なる「つぶやき」の場合には言いたいことはひとこと(140字)で済むかもしれない。
というか、そもそもtwitterはつぶやくもんだし。

■滝良子のミュージックスカイホリデー(ニッポン放送)を聞いてたら、「時代遅れの恋人たち」が流れてきた!
ゆうひが丘の総理大臣のテーマ曲(爆)。
まさかこの曲をAMラジオの音で聞けるとは思わなかった。
やはりこの番組はすごい。
30年以上前のラジオの雰囲気そのままだ…(笑)。

■AppleのiPadが出たと騒いでる。
iPadで日本語の本が読めるようになる日はいつになるのか。
とはいえ僕は普通に本を買うだろう…。
とこでろiPadは絵本なんかも読めるのかな?
絵に関してはどのように映るのかが気になる(まあ、iPadは本ではないので「絵本」にはならないわけだが…)。

iPadで絵本なども全部見られるようになったら、それこそ本当に凄いことになる。
図鑑や画集など、かさばるものなんかはiPadの方が良い場合もあるかもしれない…。

なんてこと言いながら、僕はまだiPodもiPhoneも持ってないのであった…。