2009年6月9日火曜日

『面白い』

■最近うちにネコが来なくなってしまった。
もう3ヶ月くらい来ないのではないか。
冬の寒いときにはうちのホットカーペットで寝転んだりしてたのだが。
2件先で飼っている2匹のネコと縄張り争いをしてたのは知ってたけど、ついに負けてしまったのか…。

■「草枕」を超高速で読んでて気づいたんだが、「草枕」には『面白い』という言葉が多用されている。
全部で31回『面白い』という言葉が出てくる。
『面白』なら44回出てくる。
ちなみに他の漱石の代表的な小説も『面白い』の数を数えてみた。
「坊っちゃん」7回。
「虞美人草」19回。
「三四郎」1回。
「それから」10回。
「門」8回。
「彼岸過迄」19回。
「行人」18回。
「こころ」2回。
「道草」4回。
「明暗」7回。
また、演説の「私の個人主義」は4回、随筆の「思い出す事など」は1回。
これらを見るかぎり、「草枕」での『面白い』という言葉の使用は相当多いほうだというのが分かる。
ところが、「我輩は猫である」を数えてみたら、87回もあった(笑)。
「我輩は猫である」はページ数が極端に多いので、「草枕」と比べるときにはこれをページ数ごとの割合で考えて3で割ったくらいの数が妥当だろう。
すると、「草枕」と「我輩は猫である」とはだいたい同じ数になる。